予防しよう!高齢者の低温やけど対策

2024年4月12日

低温やけどは発生直後は痛みが少なく、気づかないうちに重症化することがあります。特に高齢者は皮膚が薄くなり、血行が悪くなるため、低温やけどのリスクが高まるため、日頃からの予防が重要です。

まずは対象物に長時間触れないようにしましょう。暖房器具や湯たんぽの使用時は注意しましょう。直接肌に当てるとやけどの原因になります。タオルなどで包んだり、適度な距離を保ったりして使用しましょう。また、保湿クリームやローションで皮膚を保護することも有効です。乾燥すると皮膚が弱くなり、低温やけどの危険性が高まります。特に手足や顔などの露出部分はしっかり保湿しましょう。

日常的に、血行を良くする運動やマッサージを行いましょう。血行が良くなると皮膚の代謝が活発になり、低温やけどの回復力が向上します。運動は無理のない範囲で継続するとよいでしょう。マッサージは手足の先から心臓に向かって優しく行います。また、栄養バランスの良い食事を摂ることも大切な要素です。ビタミンCやEなどの抗酸化物質は皮膚の老化を防ぎます。タンパク質や亜鉛などは皮膚の修復に必要です。野菜や果物、肉や魚、乳製品などをバランスよく摂るようにしましょう。

ほかには、水分補給を意識的に行うことも重要です。水分不足は血液の流れを悪くします。少量ずつ、こまめに摂ることがおすすめです。アルコールやカフェインは利尿作用があるため、水分補給には適していません。以上が低温やけどの予防法です。低温やけどは見た目よりも深刻なダメージを与えることがあります。特に高齢者は自覚症状が少ないため、注意が必要です。予防法を実践して、低温やけどから身体を守りましょう。