やけどの応急処置として効果的な手段

2024年5月8日

熱湯や火などの高温のものに限らず、やけどは低い温度のものに触れるだけでも起こる可能性があります。やけどを負った場合は深刻さによらず病院に行くことをおすすめしますが、医者に見せるまでの間に応急処置を行うことで被害の進行スピードを抑えられます。

応急処置としての効果的な手段はいくつかありますが、まずはやけどした箇所を早急に冷やすことが大切です。やけどでダメージを負った患部を15分〜30分ほど流水に当てて冷やすことで、痛みを和らげて進行を遅らせます。この時、患部に直接流水を当てると刺激も直接的で痛みを感じる場合もあるため、少し上の部分に水を当てて患部にも流れ当たるようにしましょう。手や足をやけどしたのであればキッチンや洗面所の蛇口を使って患部を冷やします。

顔や頭といった蛇口で洗いづらい患部に対しては、シャワーを使って水をかけるようにしましょう。もし流水を当てられない場合には、氷水や冷やしたタオルで患部を冷やすのも効果的です。氷を当てる場合は直接患部に当てるのではなく、布やタオルを間に挟んで直接的な刺激とならないように気を付けてください。

服の上からやけどをしている場合は、脱がせずに服の上から患部を冷やしましょう。火傷の進行は予想以上に早い場合もあり、無理に脱がしてしまうと皮膚がめくれたり水ぶくれを破ってしまう恐れもあります。患部をひとまず冷やして応急処置が完了したら、病院に行って医師の診断を受けるようにしましょう。